世界が変わるレーシック

「アイトラッカー」とは?

レーシック (LASIK: Laser in Situ Keratomileusis ) とは角膜屈折矯正手術の一種で、目の表面の角膜にエキシマレーザーを照射し、角膜の曲率を変えることにより視力を矯正する手術である。 イントラレース(レーザー)もしくは、マイクロケラトーム(カンナのような機械)で角膜の表面を薄くスライスし、フラップ(ふた状のもの)を作り、めくる。表出した角膜実質層にエキシマレーザーを照射し、角膜の一部を削る(蒸散させる)。その後、フラップを元の状態に戻し、フラップが自然に吸着する。角膜中央部が薄くなるため、角膜の曲率が下がり(凹レンズを用いたのと同じ効果)、近視が矯正される。 その他、乱視・遠視も矯正可能である。 眼鏡やコンタクトレンズが不要になる。スポーツ選手の術例が多いのはこのためである。また就業にある程度の裸眼視力が必要な警察官・電車の運転士等も就職前に受けているケースがある。 以前に加入した生命保険などが適用されれば、手術費用がほぼ無料になるケースがある。 10万円以上の医療費の支払がある場合は、確定申告をすれば税金の還付が受けられる。 希望する全員が受けられる手術ではない(角膜厚が足りない、合併症がある等で適応できない人がいる)。 近視の進行する10代などの若いうちは手術が受けられない(ただし18歳以降なら可能)。 失敗・術後合併症等のリスクが存在する。あらゆる手術にリスクは付き物だが、受けなくてもメガネやコンタクトレンズで視力の出せる目に施すレーシックは、冒さなくてよいリスクをあえて冒しているわけで、他の手術と同列にはリスクを語れない。 まだ歴史が浅いため、長期に渡る安全性が確立されていない。 術後角膜に微細な傷痕が残る。他人から見る分には全く分からない傷痕だが、これにより次のような症状が出ることがある。 角膜の傷によって光線が撹乱され、網膜像のコントラストが低下する。視力検査は白地に黒い指標という最大限にコントラストの高い条件で行なわれるので網膜像のコントラストが多少低下しても視力の数字には影響しないが、日常生活では視力検査よりコントラストの低いものを見ることが多いので、本人の感じる「見やすさ」には影響する。 術後、一過的または継続的にハロ・グレアが出現する。 レーシックによって得られる矯正視力は、メガネやコンタクトレンズによって得られていた矯正視力を下回ることはあっても上回ることはことは無い。表面上メガネやコンタクトレンズより良い視力が得られたように見える場合もあるが、それは手術前にメガネやコンタクトレンズの度数を抑え気味にして矯正視力をあえてあまり出していなかったことによる。レーシックを受けなくてもメガネやコンタクトレンズの度を強くすれば同じかそれ以上の視力が出せたはずである。メガネで視力が出にくいほど強い近視には、角膜を削る量が多くなりすぎるため、レーシックは適さない。 フラップの作成により角膜中心部の知覚神経が切断されるため、ドライアイになることがある。切断された知覚神経が再生することはないが、自覚症状は慣れによってある程度解消する。 良い視力を求めて角膜を削り過ぎると遠視になり、これを再度修正することは困難である。軽度の遠視ならば視力は良好だが、近くが見にくくなることがある。この問題を回避するために矯正を控えめにすると今度は近視が残る可能性が高まる。 角膜が薄くなる分変形しやすくなり、体調による眼圧の変化や、天候や高度による気圧の変化によって視力が変動しやすくなる。眼圧や気圧によって角膜がわずかに突出したり陥没したりするためである。 角膜が変形しやすくなる影響で、眼圧検査時に眼圧が実際よりも過小評価されるようになる。眼圧検査時はレーシックを受けたことを申告する必要がある。 角膜中心部の曲率しか変わらないので、夜間瞳孔が開くと角膜周辺部の術前と変わらぬ曲率をもつ部分を通った光線が網膜に到達するようになり、二重像を生じることがある。特に瞳孔の大きい者の症状が強い。 白内障手術の際、眼内レンズの度数ずれをおこすことがある。 フラップは時間の経過とともに安全な強度に近づくが、完全に元には戻らない。強い外圧がかかるとごくまれにフラップがずれる場合がある。このため格闘技の選手などには向かない。 航空身体検査基準ではレーシックなどの屈折矯正手術の既往は不適合である。一方、度数が±8ディオプトリー以内ならば眼鏡やコンタクトレンズの使用は差し支えない。かなり強い近視でも眼鏡で視力が出ればパイロットになれるが、軽い近視でもレーシックで治してしまったらパイロットにはなれない[1]。 日本では公的医療保険の対象とならない。 レーシック手術は日本国内ではまだ認知度が低く、浸透していると言い難い。有名人がレーシック手術体験者となった[2]ことが本や雑誌やウィキペディアで紹介されるのは、レーシックを受けた有名人が珍しいからである。これに対して、眼鏡は一般に普及しているので、有名人が眼鏡を購入したからといって眼鏡店の広告以外で本や雑誌やウィキペディアに採り上げられることはない。レーシックが近視の治療法として一般的になった暁には、有名人がレーシックを受けたからといって本や雑誌やウィキペディアに記載されることはなくなるであろう。 国内でレーシック手術が行えるクリニックや医院はここ数年で急増したものなので、その多くは十分な経験を持たない施設である。手術費用は、自由診療なのでクリニックや医院により幅がある。高額な機器を設備するため大手の家庭教師 チェーン展開による寡占状態が多く、主に雑誌とウェブサイトなどで宣伝がなされる。多くのチェーンで、知人を紹介すれば紹介された者に約1〜3万円の割引が、紹介した者に3〜5万円の紹介料が得られるシステムを採用している。高額の割引や紹介料が可能なのは、もともとの料金が割高に設定されているからである。5人以上紹介すると店舗デザイン の手術代金が無料になるケースさえ発生することからも、割引前の料金に確たる根拠がないことが分かる。 2007年末に世界での症例数は3200万人であり、全世界人口(67億人)比で291人に1人と、0.5%以下である。 手術前にコンタクトレンズ装用者は、1〜3週間前から裸眼状態にする必要がある。 検査は、散瞳検査などで約1時間 適応検査に10分 診察に5分 相談および説明に20分、そして待ち時間が付加される。瞳孔を目薬で開けさせ検査するため、検査状態後2〜3時間は、予備校 のレンズが開いた状態のため、まぶしく感じる。手術そのものは15分程度。検査、フォローを合わせて2〜3時間。 術後の検査に、翌日検査、一週間後検査、一ヶ月後検査 と大手のサービスでは、検査日、手術日をあわせて、合計 5回程度、通う必要がある。 健康保険(日本の公的医療保険)はレーシックには使用できず実費診療となるが、生命保険加入者であれば「レーシック手術」により手術給付金が支払われるケースが少なくない。加入条件や内容にもよるので、加入している生命保険に問い合わせると良い(レーシック手術の正式名称である「レーザー角膜屈折矯正手術」を受ける旨を伝える)。ただしレーシック手術の給付請求が増えたため、保険会社各社は保障の対象から外す動きを見せている。スキャナ から外される以前から加入している保険であれば保障対象となるが、これから新たに加入する場合はほとんどが保障されないと思っておいたほうがよい。 報道 2008年7月31日発売の8月7日号週刊新潮(P30〜31)にて、“特集:告発された「レーシック手術」最大手クリニックの詐欺的商法”として告発記事が掲載。大手の品川近視クリニックの集客の手法に、偽装や詐欺の疑いがあるとされた。 レーシックを受けた有名人を、ここに紹介する。レーシックを受けた有名人はまだ珍しいので、このようにリストにするだけの意義があると考えるものである。 イントラレーシックと一般的なレーシックの違いはフラップ(角膜に作るフタ)の作成方法にある。通常のレーシックはマイクロケラトームという電動カンナのような装置でフラップを作成する。イントラレーシックはアメリカINTRALASE社製イントラレースFSレーザーを用いて、コンピュータ制御によってフラップを精密に作成する。これにより、一段と安全で正確にフラップを作成することが可能である。 通常のレーシックにおいてもクーリング オフ により精巧なフラップを作成することは可能とされているが、カンナ部分の往復運動によりフラップの断面が若干でこぼこしたり、ヒンジ(フラップのつなぎ目)の部分が斜めになるため、まれにシワの原因となることがある。 一方、イントラレーシックはコンピュータ制御によりフラップを作成するので、断面もヒンジの部分も非常に綺麗な仕上がりが期待できるといわれている。 さらにイントラレーシックは従来のレーシックにくらべてよりフラップを薄く正確に作成することが可能であるので、その分角膜実質層を削りとれる量が増え、通常のレーシックよりも強度の近視を矯正することが可能となる。
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